[Labカラー版] 赤外疑似カラー写真 2 加工編

Photoshopで加工しよう

早速Photoshopで加工してゆきます。手順としては、以下の3つに別れます。
1. トーン(明るさ)の調整
2. カラースワップ
3. 仕上げ

基本的にはフィルムのプリントのようなものです。カラースワップ意外は、手順もそれほど変わりません。一見赤のみで構成されている写真ですが、ちゃんと青や緑の要素も入っているので、赤の要素の明るさの割合を減らして、青と緑の要素の明るさの割合を増やします。ネガフィルムのプリントと同じです。では早速やっていきましょう。

PENTAX K-5IIs smc PENTAX-FA 35mm F2 20s f8 ISO100 KENKO IR72

トーンカーブの調整

トーンカーブを開く
トーンカーブのチャンネルをレッドにし、赤の要素の明るさを調整する
画面に赤の要素がない光量の部分を削る。この見本では、グラフの左下が値0-17の付近が存在しなかったので、赤い線の左下を横に移動し、赤の要素の左端の開始点に合わせている。これをおこなうと、写真の赤の要素が今まで18-255の間にしか存在しなかったが、0-17を削ることで、上記のグラフが横に引き伸ばされて、0-255にきちんと赤の要素がまんべんなく入る。
緑でも同じ作業を行う。この操作で、緑も0-255までの間に引き伸ばされる。要するに、緑の明るさが増える。
青でも同じように作業を行う
だいたいこんな感じになる。最初より少し紫やピンクの部分が増えている

カラースワップを行う

トーン調整が終わったら、カラースワップを行う。この工程はソフトウェアや個人のやり方で、RGBのうちRとBを入れ替えるなど、様々なやり方があるが、ここではPhotoshopで簡単に済ませるために、Labカラーでの調整を行う。

色のモードをLabカラーに変更する
チャンネルがRGBからLabに変わる
シフトキーを押しながらaとbのチャンネルを選択する
aチャンネルとbチャンネルのみをを表示したところ
[イメージ]-[色調補正]-[階調の反転]でaチャンネルとbチャンネルの階調を反転する
aチャンネルとbチャンネルの階調が反転された
Lチャンネルも表示すると、このように色調が反転した画像になる。
最後に、次の工程で仕上げ処理を行うために、カラーモードをRGBに戻しておく

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