現像処理の機能で仕上げを行う
カラースワップができたら、あとはRAW現像の機能を使って、色温度や色調を補正すれば完成だ。
補正には、PhotoshopのRAW現像の機能を使用する。
さて、以上がデジカメでの赤外写真の手順だが、実は今回のポストでは新規に撮影した画像を使用していない。なぜか。ここ数年、諸事情で我が故郷である東京都町田大帝国から離れ、都心にいるため、緑の多い環境へ撮影に出るのが億劫なだけですが。都会の公園は三脚禁止のところが多いですしね。
画作りのコツとしては、晴天で空が深い青の日で、かつ初夏が望ましいです。
晴天で空の色が深い青の日は、空気中のちりが少なく、空自体が反射する赤外線の量が少ないので、空が黒く写ります。また、初夏から真夏少し前くらいの時期は、植物のクロロフィル(葉緑体)の活動が活発で、IR76くらいのフィルターの領域で植物の葉が赤外線をよく反射するため、植物の白がよく出ます。
赤外線自体は紅葉や枯れ葉もよく反射するのですが、まぁ、でも、これ各自のお好みの問題かもしれません。紅葉で赤外写真をするのも良いと思います。
ちなみに、IRフィルターは、 kenko IR72の場合、62mm/67mm 経で7-8千円ほど。多少の手間は許容できる、という方は、フジのゼラチンフィルターにIR76があるので、ホルダーを目張りして光が入らないようにして、ゼラチンフィルタを使用することをおすすめします。そのほうが安上がりだしね。大丈夫、概ねガムテープでいけます。
Neewer(ここ10年位でいろいろ出してきている中国は深センのメーカー)のものは、5-6年前に一度買ったのですが、ムラがあり使いものにならず、それ以降買っていませんが、最近は全体的に品質が上がってきているので、安いし試しに買ってみるのも良いかもしれません。
【PRE】赤外疑似カラー写真 2 加工編