望遠レンズにテレコンバータは結構良いという話

テレコンバータを使うくらいなら画像を引き伸ばしたほうがマシは昔の話

かつて、まだレンズの技術が未熟な古の時代においては、 テレコンバータは、望遠が手元にない場合や、とにかく画質は二の次で焦点距離を稼ぎたい場合において、妥協策として用いられてきた。
だが21世紀もだいぶこなれてきた今現在、テレコンバータは結構使えるように進化してきているのだ。
といっても、実は進化したのはテレコンバータ自体ではなく、カメラと取り付けるレンズの方なのだが。
論より証拠で、下記の2点の画像を 見比べてもらいたい。被写体中心部を等倍で切り出して比較したものだが、一見、ほとんど違いは見られない。ではなぜ、レンズが余計に増えているのに、さほど画像が劣化しないだろうか。... 続きを読む

SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 DG for PENTAX

SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 DG

良い望遠レンズは高価で手が出ないけど中古ならば …

いきなり結論になりますが、色味が良くて良く解像し、そしてAFが早いレンズはなに、と言われれば、それは最新の高額な望遠レンズです。そりゃそうだ、テクノロジーは日進月歩、レンズも2-3年毎にばんばん進化してるんだもん。
ただ、じゃぁみんな最新の望遠レンズを買えば良いんじゃね?とは口が裂けても言えないのは、カメラをかじっている人なら誰にでも理解できるはず。金があれば HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW とかほしいわ!
とはいえ、レンズ1本に20万円以上かけても、そのレンズを活かすロケーションもないので、ひとまず表題の中古で買ったシグマのズームレンズを使っております。中古での相場は2019年現在、完動品だとオークション等で5万円前後でしょうか。2008年に生産中止になっているようなので、オールドレンズとまではいきませんが、まぁまぁ古いレンズですね。
私は新宿の中古屋で「フィルター外れません」と書いてあるものを2万円程で出ているのを見つけて「明日もう一度来て残ってたら買おう。そしてフィルターはニッパーかなんかで切ってしまおう」と思い、翌日足を運んだところ値札はそのまま「フィルター外れました」と書き直されていたので、即購入でした。神様ありがとう。ごっつぁんです。... 続きを読む

[Labカラー版] 赤外疑似カラー写真 2 加工編

PENTAX K-5IIs smc PENTAX-FA 35mm F2 20s f8 ISO100 KENKO IR72

Photoshopで加工しよう

早速Photoshopで加工してゆきます。手順としては、以下の3つに別れます。
1. トーン(明るさ)の調整
2. カラースワップ
3. 仕上げ

基本的にはフィルムのプリントのようなものです。カラースワップ意外は、手順もそれほど変わりません。一見赤のみで構成されている写真ですが、ちゃんと青や緑の要素も入っているので、赤の要素の明るさの割合を減らして、青と緑の要素の明るさの割合を増やします。ネガフィルムのプリントと同じです。では早速やっていきましょう。... 続きを読む

[Labカラー版] 赤外疑似カラー写真 1 赤外写真とは

PENTAX K-5IIs smc PENTAX-FA 35mm F2 30s f5.6 ISO 100 KENKO IR76

10年ほど前くらいでしょうか、赤外線フィルターを用いた写真をPhotoshopで加工して疑似カラー化する技法が流行りました。もちろん、今でもやっている方は多いのですが、解説されている手順が古いので、いまいちわかりにくいウェブサイトが多いので、2019年現在のPhotoshopでの手順を解説します。GIMPでのやりかたは、10年前と大して変わっていないのでググればいいと思うよ。... 続きを読む